寒暖差アレルギー
  

寒暖差アレルギー
  

最近、朝晩冷え込んできてクシャミや鼻水が出るなどの症状が出たりする方いらっしゃいませんか?
季節の変わり目で風邪ひいたかなぁ?まさか新型コロナウイルスに感染?アレルギー性鼻炎をついに発症してしまった?と思っているそこのあなた!もしかしてそれ、寒暖差アレルギーかもしれません。
皆さんは寒暖差アレルギーと言う言葉はこれまでに聞いたことありますか?
「初めて~」の方や、「既に症状で困っています…。」と言う方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は寒暖差アレルギーについて原因や対処法などのお話しをしたいと思います。



寒暖差アレルギーって何?

寒暖差アレルギーとは暖かい場所から寒い場所、寒い場所から暖かい場所など急激な温度変化がある移動を行った時などに鼻水がツゥーっと垂れてきたり、クシャミが出たりする症状の事を言います。

アレルギー性鼻炎と症状が似ていますが、アレルギーの原因物質やウイルスなどは見つからず、よく勘違いされます。

この時期、朝と夜や前日と今日の気温差が大きい事がこの様な症状を引き起こしていると言われています。

ではここで問題です。

次の三つのうち、寒暖差アレルギーと疑われる症状はどれでしょう?

A,ラーメンを食べると鼻水が出る。

B,お風呂上りにクシャミが出る。

C,辛い物を食べると目がかゆくなる。

 

 

 

正解はAとBです。

皆さんは正解出来ましたか?

何となくどんな症状か分かりましたか?

では次からは詳しくお話していきましょう。

まずは原因からです。

寒暖差アレルギーの原因は?

先にアレルギー性鼻炎の仕組みをお話します。

アレルギー性鼻炎とはアレルゲンとなる物質が鼻や喉、目などの粘膜に入りアレルギー反応として鼻水やクシャミ、目のかゆみなどを引き起こします。(詳しいアレルギーの話は過去のアレルギーの回をご覧ください。)

次に寒暖差アレルギーの仕組みをお話します。

実はハッキリとした事は分かっていませんが、自律神経の乱れが原因ではないかと言われています。

通常、鼻や喉の気道に温度差のある空気が入ってくると血流を豊富にして粘膜を増やし気道を保護する働きがあります。

これ自体は正しい働きなのですが、まれに過度に反応してしまう人や、逆に血流が悪くなる事により鼻水が出過ぎたりクシャミと言った症状を引き起こしてしまうと言われています。

すなわち自律神経が乱れる事によって過度に粘膜を刺激してしまう事が原因ではないかと言われています。

まだ寒暖差アレルギーとアレルギー性鼻炎や風邪との見分け方が難しいですかね(-_-;)

では次の項目でその見分け方について詳しくお話します。

・寒暖差アレルギーとアレルギー性鼻炎・風邪との見分け方

ここでは寒暖差アレルギー・アレルギー性鼻炎・風邪・それぞれの症状についてお話します。

 

【寒暖差アレルギー】

鼻水(サラサラ)・クシャミ

 

【アレルギー性鼻炎】

鼻水・クシャミ・目のかゆみ・蕁麻疹

 

【風邪】

発熱・咳・鼻水(サラサラ⇒ドロドロ)etc

 

ここで先ほどの問題を少し解説するとAとBは寒暖差により起こった症状でCは目のかゆみがある為、アレルギー性鼻炎の可能性が高いと言う事ですね。

次の項目では対処法についてお話します。

・対処法

まずは気温の急変を抑え、鼻や喉の粘膜を守る事が大事です。

 

1,マスクを着用する。

寒い外などへ行くときは鼻や喉に入る気温の温度変化が出来るだけ無い様にしましょう。

マスクをすることにより呼気が鼻や喉粘膜への刺激を和らげてくれます。

2,ゆっくり入浴する。

高すぎない温度でゆっくり浸かり、湯船の蒸気が粘膜を守ってくれます。

3,体を冷やし過ぎない様にする。

特に大きな血管が流れている付近の《首・手首・足首》を冷やさない様にマフラーや手袋、厚手の靴下やブランケットなどで体を温め、血琉を良くしておきましょう。

一緒に冷え性も改善できます。

4,着るもので対応する。

カーディガンやスカーフなどを活用して寒暖差を調節出来る服装で出かけましょう。

まとめ

寒暖差アレルギーは温度差7℃以上で起こりやすいとされています。

また、原因の箇所でもお話した通り温度差と自律神経の乱れにより起こると言われています。

なるだけ温度差の無い様にマスクや持ち運べる服装などで温度調整をしたり、質の良い睡眠やバランスの良い食事、ストレスを溜め込まない等の規則正しい生活を心掛け自律神経を整え、寒暖差アレルギーに備えましょう!

ただあまりにも体調が優れない時は他に原因があるかもしれませんので、耳鼻咽喉科や内科を診療するようにして下さい。

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