夢健究会
たばこは多くの方が関わりある嗜好品だったと思います。しかし、たばこの喫煙には多くの問題があり、また、健康被害、価格の高騰、電子たばこの誕生など問題は次から次へ山積みです。たばこ歴史はマヤ文明の遺跡から喫煙の痕跡が発見されたと情報もあり、とても歴史の長い物になります。たばこは昔に比べて、喫煙率の減少し、禁煙・卒煙傾向があり、現代社会から少しずつ衰退傾向となりつつあります。たばこが私たちに及ぼす影響などをお伝えしていきます。
たばこのはじまりは、アンデス山脈地方を原産とするタバコ属の植物から作られる製品で、世界中で広く使用されています。喫煙の歴史はとても古く、マヤ文明の遺跡から喫煙の痕跡が発見されたと言われています。タバコは嗜好品として使用されるほか、薬用や宗教行事にも多用されていました。
1492年、クリストファー・コロンブスがアメリカ大陸を確認してからしばらく、新大陸中に普及していたたばこは新たにやってきたヨーロッパ人たちの目に留まるようになり、たばこはスペインを皮切りにヨーロッパへ伝播し、アジアや中東にも広まっていきました。
たばこは急速に全世界へと広まり、重要な作物へと変貌を遂げていきました。
たばこが日本に広がったのは、元亀・天正から文禄年間(1570~1596年)に外国より伝来したという説もあるが、確たる資料は現存していないと言われています。
当時は喫煙やたばこ耕作は、風紀の乱れや失火、米や麦などの耕作の妨げになるとして禁じられましたが、禁令にもかかわらず、たばこは流行に歯止めがきかず、容認されるようになり嗜好品として庶民を中心に広まっていきました。
江戸時代の人々は、刻んだたばこをキセルで吸っていました。江戸時代の絵などにキセルを持った人を見たことがあるかと思います。当初は刻みも粗いものでしたが、次第に喫味がやわらかな細刻みたばこが好まれ、定着しました。
庶民にとってたばこは、数少ない楽しみであり、生活の中の「憩い」として疲れを癒すものとなっていきました。日本における世界の喫煙習慣の広がりと比較して特徴的なことは、社交の場で人々に喫煙道具を見せ合い、庶民の「粋」の精神が発揮され、人よりも凝ったもの、良いものを持つことが自慢し合うという、日本独自の喫煙文化がありました。
国産の紙巻たばこは明治時代に普及していきました。それまでは前述に述べたキセルや葉巻、輸入品の紙巻たばこでした。
ちなみにですが、今はたばこに対する税金が数年に一度、増税されるようになり、愛煙家の方々からは不満の声が続出したりしていますが、たばこに税金が課されるようになったのも明治時代からなのです。
【引用・参考文献】
JTウェブサイト
2024年5月21日、WHOが発表した2024年版の世界保健統計によると、喫煙率(タバコを吸う人の割合)が最も高い国はナウルで48.3%でした。ナウルは世界で3番目に面積の小さな独立国家です。2位はミャンマーで44.4%、3位はキリバスで39.7%となっている。
過去には喫煙率が50%を超えている国が、現在は全ての国が50%以下となっている。
日本は世界で86位。喫煙率は19.2%となり、成人の約5人に1人がたばこを吸っている計算になる。 過去を遡ってみると20%を超えていたが時もありましたが、現在は減少傾向となり20%未満となっている。
その他、アメリカが24.3% フランスが34.6% アジア地域は、中国が23.4%、韓国が20.0%、インドが24.3%。
世界全体では、成人の4~5人に1人がたばこを吸っていて、喫煙率が高いのはアジア・中東地域です。世界全体も喫煙率は減少傾向であり、統計が取れていない国もあるみたいですから、正確とは言い切れませんが、データ上では減少しています。
本統計はWHO加盟国のうち、196の国と地域を対象としている。 標準化年齢15歳以上が対象にした結果です。
【引用・参考文献】
WHO(世界保健機関)のWorld Health Statistics(世界保健統計)に基づく喫煙率ランキングより
たばこのパッケージに『あなたの健康を損なうおそれがありますので吸いすぎには注意しましょう』はじめて注意書きが印刷されるようになったのは、1992年(平成2年)のごく最近のことなのです。今では喫煙できる場所も限られてきていますが、以前は飛行機、電車、駅、観光バス、飲食店など場所を限らず、どこでも喫煙できるというような時代もありました。非喫煙者が優遇されるのではなく、喫煙者が中心で考えられていたのだと思います。
たばこがカラダに悪影響を及ぼすということよりもたばこは必要なものだというような「モノ」されていたのかと思います。ここ数十年の間にたばこへの価値観が大きく変化してきているのは皆さんも生活の中で感じるところがあるかと思います。現代の研究などによりたばこは健康に影響をわかってきて徐々にたばこへの価値観に変わりつつあるのだと思います。
たばこが、どんな健康に悪影響を及ぼすのか、喫煙による主な健康影響は次の通りです。
【有害】たばこ製品とたばこ煙に含まれる有害化学物質がカラダに悪影響を及ぼします。特に紙巻たばこは多くの有害物質を含んだ煙を発生し、受動喫煙による健康被害もあります。
【依存・習慣】たばこに含まれる「ニコチン」が依存性を高めます。紙巻たばこはニコチンの吸収が早いため、血液中のニコチン濃度が急速に上昇します。よくストレス解消の目的でたばこを吸っている人の話を耳にしますが、実際はたばこにはストレス解消の効果がありません。
喫煙者に吸ってみたいと感じ取ってもらうために、さまざまな添加物やデザインを工夫して、喫煙者に魅力的に見せ、喫煙欲を誘惑してきます。
喫煙はさまざまな健康リスクをもたらします。たばこはがんや循環器系、呼吸器系、糖尿病、歯周病などの多くの病気につながる可能性があります。喫煙は自身だけでなく、周りの人にも影響を及ぼす危険性がありますので、注意が必要です。(副流煙)
日本以外の国でもたばこのパッケージには必ず健康被害があるなど記載が義務付けられています。様々な国で工夫がされていますが、一定量の喫煙者はまだまだ多くいるのが実情です。
喫煙による具体的な健康被害をいくつかご紹介していきます。
【がん】喫煙は肺がんをはじめとするさまざまながんのリスクを増加させます。肺だけでなく、口腔、喉頭、食道、膵臓、膀胱、腎臓などのがんも関連しています。
【循環器系】喫煙は心臓病や脳卒中のリスクを高め、ニコチンが血管を収縮させ、動脈硬化を促進していく。
【呼吸器系】たばこの煙は気管支炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺気腫などの呼吸器系疾患を引き起こします原因となります。
【妊娠への影響】妊娠中の喫煙は胎児の成長に悪影響を及ぼし、早産や低体重児のリスクを高めます。
たばこは健康に良い習慣でないのは確かです。これは100%ではないかと思いますが、経営者、トップセールスマン、一流企業に喫煙者は少ないみたいです。
喫煙は自身の健康だけでなく、周りの人々にも影響を及ぼすことを考慮し、健康に良い習慣を変えていき、カラダに良い事を取り入れていきましょう!
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