夢研究会

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日焼け後のケアしっかりできていますか?

 皆さんは普段から日焼け対策していますか?外出する際には必ず日焼け止めを使用する、日傘をさすなど対策されている方が多いと思います。特に紫外線量が多いのは6〜8月で日焼けのしやすい季節です。日焼けでもっとも注意したいのが、皮がむけてしまうようなひどい日焼けです。屋外などの炎天下で長時間、過ごしたあとに起こりやすく、見た目や痛みなどから日常生活に支障が出ることもあります。そんな日焼けは事前の対策をしておくことで肌を守ることができますので、この記事をぜひ参考にしてください。

日焼けの種類

 日焼けしたときの肌の状態は、【サンバーン】と【サンタン】の2種類に分けられます。

【サンバーン】〜肌が赤くなること〜

紫外線にあたった数時間後に、肌が赤くなっている状態の日焼けをサンバーンと言います。この状態になると、肌にほてり・熱感を感じ、また火傷した後のヒリヒリとした痛みや痒み、ひどいと水ぶくれができたりすることもあります。痛み、痒み、ほてりの症状は、8時間~24時間でピークに達し、2~3日で消えるのが特徴です。広範囲の水ぶくれになっている場合や痛みがひどかったりする場合は必ず皮膚科を受診してください。

【サンタン】〜肌が黒くなること〜

サンタンは、日光にあたったあと、徐々に皮膚が褐色に変化し、いわゆる「小麦色の肌」になるタイプの数日後に現れる日焼けのことです。このサンタンは、主にUVAがメラニンの産生を促すことで起きます。肌が褐色に変化し、数週間から数ヶ月もの長い期間続きます。肌が褐色になるのは色素沈着が原因で、肌に紫外線があたることより、紫外線から肌を守ろうとするために、肌の奥にある細胞「メラノサイト」が、紫外線を吸収するメラニンをたくさん作ります。サンタンとは、いわゆる肌の防衛反応のことです。メラニンは黒っぽい色素なので、肌が褐色に変色します。肌が赤く日焼けするサンバーンが現れた後に、サンタンになることがほとんどです。

日焼けによる肌への影響

 日焼けすると肌にどんな影響が…?日焼けによる肌へのダメージを知ることで、日焼け予防や紫外線対策をしていきましょう。

 肌の老化は、80%が紫外線による影響だと考えられています。紫外線を浴びることで、皮膚内で活性酸素が発生し、活性酸素は細胞にダメージを与えます。また細胞の活動を弱め、コラーゲン線維などを分解する酵素の産生を促進します。結果、しみ・しわ・たるみ・肌の乾燥・肌の老化・皮膚ガンなどにつながる原因となります。

 ここからは日焼けによる肌への影響を紹介します。

・しみ

 日焼けにより、メラニン色素が過剰に作られ沈着する【色素沈着】です。メラニン色素とは、人間の皮膚色を決める色素のことです。メラニン色素がどの程度皮膚に分散するかによって、人の肌色が形作られていきます。日焼けによる色素沈着は紫外線から肌を守ろうとする反応ですが、メラニンが排出されずに増え続けてしまうと肌に蓄積し、しみになります。

 しみにも種類があり、肝斑・そばかす、紫外線が主な原因とされているものを老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)または日光黒子(にっこうこくし)と呼びます。老人性色素斑(日光黒子)は、茶色で数ミリから数センチ大の扁平な色素斑が顔、手の甲、前腕などの日光に比較的あたりやすい場所にできます。

 しみを防ぐには日焼け止めを塗ったり、紫外線をできるだけ浴びないようにしたりといった紫外線対策が重要です。

・しわ

 日焼けにより角質から水分が奪われることで肌は乾燥し、しわの原因になります。

紫外線ダメージとは肌の日焼けが代表的ですが、実は紫外線によるダメージは肌の表皮だけでなく、肌の奥にある真皮層まで影響を与えています。紫外線の一種、UV-A波は、雲やガラス・肌の表皮を通り抜けて真皮層にまで到達し、コラーゲンを壊してしまいます。※曇りの時でも、紫外線の影響はあるので、晴れの日だけ気をつければよいわけではないので注意しましょう。

 肌の基盤である真皮層のコラーゲンが破壊されると、肌のハリ・弾力がなくなるため、しわ・たるみの原因になります。UV-A波はすぐに影響が現れるものではなく、肌の奥に蓄積し、少しずつ肌に影響を与えるのです。

 高齢者の肌にしみ・しわが見られるのは、加齢による老化の影響だけではなく、光老化による影響も大きいといえます。 (光老化とは、日光を長年浴び続けることによって引き起こされる肌のしみ、しわ、たるみなどの皮膚の変化のことです)

 年を重ねても若々しくいるためにも、若い頃からの紫外線対策はとても重要なのです。

・肌の乾燥

 肌が乾燥すると、バリア機能が低下し、刺激を受けやすい状態です。バリア機能が低下すると、肌の水分を逃しやすくなります。そのため、角質が乱れて紫外線からの影響を受け、この無防備な状態で紫外線を浴びてしまうと、日焼けしてしまうのです。

 日焼けをすると、紫外線によって肌の乾燥がさらに進み、バリア機能も低下して乾燥肌の状態が悪化するという悪循環に陥る可能性があります。そのため、乾燥肌の人は紫外線対策に加え、保湿ケアをしっかりと行うことが大切です。

・皮膚ガン

 人は紫外線を浴びることで、皮膚の基底細胞にある遺伝子が傷つきます。通常は傷ついた遺伝子はちゃんと修復されるのですが、紫外線を大量に浴び、大きなダメージを受けると、そのダメージが修復されないケースがあります。紫外線からのダメージがきちんと修復されないと、細胞が正常に働くことができず、皮膚ガンの原因となってしまうのです。

日焼け後のケア

 紫外線から肌を守るために、日頃から日焼け対策をしておくことが大切です。ですが、日焼け止めを塗り忘れたりして焼けてしまったなんてこともあるかもしれません。日焼けをしてしまったときに、何もしないで放置してしまうことが一番よくないのです。あとは間違ったケアをすることも、お肌を傷める原因となります。日焼けをした際は必ず正しい方法で「日焼けケア」をしましょう。

・冷やす

 日焼けすると肌が赤くなる・ほてり・熱感・ヒリヒリとした痛みがある場合は、その症状がある箇所を「氷(保冷剤)を使用し冷やす」「冷たい水を当てる」「濡らしたタオルで冷やす」などで冷やしてください。日焼けは、軽いやけどです。まずは普段との違いを感じた際はできるだけ早く熱を抑えましょう。

 海やプールなどに行き、ほぼ全身が日焼けしてしまった時などは、シャワーを浴びて冷やすなどしてください。

 必ず日焼け後は放っておかずに「冷やす」ケアをしましょう。

・保湿する

 ほてりなどが治まれば、しっかりと保湿していきます。日焼けすると、肌の水分が蒸発してしまい、乾燥しやすい状態になります。化粧水や乳液などで、いつも以上に保湿してください。日焼け後の肌はとても敏感ですので、ゆっくりと優しくケアするよう心がけましょう。

 刺激の強い化粧水などもありますので、使用の際はご注意ください。

・ひどいときは病院に行く

 日焼け後、冷やしても、ヒリヒリとした痛みや水ぶくれ箇所が多いときは、必ず病院へ行きましょう。日焼けはやけどです。日焼けにも個人差がありますので、同じ場所で同じ時間一緒にいたとしても、違う焼け方をする場合があります。皮膚の状態をよく見て判断しましょう。

 日焼けにも軽度~重度がありますので、下記を参考にしてください。

【軽 度】日焼けをした箇所が赤くなる

【中程度】日焼けをした箇所にヒリヒリした痛みを伴う

【重 度】日焼けの範囲が広く、ヒリヒリした痛みがひどい、または水ぶくれになっている

 重度の場合は、速やかに病院を受診しましょう。ひどい場合、症状が中々治らないということもありますので、軽視されないようにしてください。

まとめ

 紫外線は、天候などに関係なく浴びています。日焼けをすることで、何かしら肌へ影響を与えています。乾燥、しみ、しわ、たるみ、肌の老化、皮膚ガンにつながります。私は大丈夫ではなく、今ケアしておくことがゆくゆくは対策していてよかったなと思えるぐらいの差が出ます。毎日少しのことです。お肌ケアを日々の習慣にしましょう。

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